初恋のキミへ。

+美桜side+


日の光が目にささる。
こんなに気分が晴れなくても、朝は来るんだね…


私は、心に鍵をかけることにした。

重く、とても固い鍵を。

もう誰も入らぬように。
もう誰のことも愛さぬように。


「美桜おはよー」

「皐月、おはよう。ごめんね昨日は…」

「全然気にしてないって俺も、理玖も裕也だって!!それにしても、最近暑くなっ」


裕也…
心臓がつぶれて、このままみんな死んでしまいそうな錯覚に陥った。


「そ、そっか。ゴメン先行くね」


皐月の言葉を遮って、私は一人で教室に向かった。

裕也の話題は辛いな。
昨日決めたばかりなのに。