初恋のキミへ。


「あーあ。美桜と一緒にやりたかったのに…」

「体育祭実行委員になんてなっちゃった…」


私、気づいてるよ。

さりげなく“美桜ちゃん”から“美桜”にしたよね。


「まあまあ、体実も楽しいと思うよ?頑張れ!!」

「美桜が言うなら…」


また顔が赤くなった。

この双子たちはなんで顔が赤くなるんだ?



「伊吹くんと皐月くん、運動神経良さそうだし。ぴったりじゃん!!」

「伊吹くんじゃなくて、伊吹って呼んで」

「皐月って!!」



セリフ分担して言わなくても…

一気に言っちゃえばいいのに。



「い、伊吹?皐月?」



そう言うと、伊吹と皐月はこそこそ話し始めた。

好きとか譲らないとか、何の話?



「何の話してるの?」


「「気にすんな!!」」


ハモってるし…

面白いなぁホントにこの人たちは。



「ぷぷっくすくすくす…」

「なんで美桜は笑ってるんでしょーか」

「よくわかりませんねぇ。」



「「そんなに面白い?」」

「どんだけ…ハモってんの…あは、あははは」