俺に残された選択は

蒼空の自由を奪うか

奪わないか。



俺が入社すれば蒼空は

俺と一緒にいられる。



蒼空の一番の願いだ。




でもどっちにしても蒼空は
暴力の日々だ。



蒼空の身体がもたない。






『コウ、私は同じ暴力振るわれるなら
 コウと一緒にいることができる
 暴力の日々の方がいい。
 あの家には戻りたくないの』



俺が蒼空にしてやれること。

蒼空が望むもの。

を叶えてあげる事なんだ。



それが俺なりの


蒼空を守るって事だよ…」