もちろん身代わりになった蒼空には
せめてといって自由を約束した。



その代わり、バレてしまったときは
また母さんからの暴力が待っている
あの家へ帰らなきゃならないと。




蒼空からしてみればどちらも
痛いことには変わりないし、
蒼空には不利な賭けだ。



でも蒼空は自由な方を選んだ。




そして向かった先が俺の所だった。



蒼空は俺との生活を守るために

今でも傷つきに行っている。





いや、蒼空が守ってるのは自由なんだ。