『何勝手な事を言ってるんだ!』

『でも、私だけで2人も養えれない』

『2人…?』

『双子なの…女の子2人よ』


彼女はせめてとお金の援助を求めた。


でも父さんは応えなかった。

それどころか、子どもの
存在自体も否定したんだ。



行き場を無くした蒼空の母さんは
せめて二人の子供には幸せに
なってほしいと、二人を置いて
自殺してしまった。





蒼空は施設の人に拾われて、


もう1人、那々は


いいとこの家に拾われた。








蒼空、那々という名前も

本当の親が付けた名前とは

違うんだ。