俺はたった1人、家を出る
準備をした。
コンコンとドアを叩く音がした。
「コウ…入ってもいい?」
「どーぞ」
蒼空は俺に申し訳無さそうな顔を
しながら部屋に入ってきた。
そして少し離れた場所に座った。
「一緒にいけれなくてごめん」
俺はその言葉を聞いて我慢していた
感情が爆発してしまった。
俺は気づいたら蒼空を押し倒していた。
「ごめんだと…?俺の気持ち分かって
この家に残るって言ったのかよ!!」
「ちょ、コウ、痛いよ…!」
「腹立つなぁ…俺がどんな思いで
お前をここからだしてやろうって
思ったかわかるか…??」
「い、痛いコウ、離して…」
「俺が言ってやらなかったら
お前は住む家なんかねぇんだよ!」
蒼空は冷静にこういった。
「…別に頼んでない」
