明日の幸せ








口喧嘩をしている両親の部屋に
入った俺は、蒼空と二人暮らし
する、と告げた。



だから一年間だけ、ここで
住んでもらおう。


俺は母さんに向かって言った。




だってこの家で母さんだけが
蒼空をうけいれていないから。


一年だけだったら母さんも
許してくれるだろう。




「…わかったわ」



こうして蒼空は1年だけ
家に住むことになった。




蒼空は中1になってますます
可愛くなった。


毎日蒼空と登校していることを
同級生は羨ましがった。


俺は鼻が高かった。