「今日はどーだった?」




「今日は殴られなかった。
 でもえっちはした」




「…あのさ、蒼空「いいの」



「私とコウのためだよ。コウと
 離れること思ったら甘いもんだよ」





蒼空と俺には事情がある。


今一緒にいられるのは
ある意味蒼空を傷つけている
奴のお陰でもある。


蒼空は俺のためにほぼ毎日
痛い思いをしている。


俺は何もしてあげられない。




あの先輩くんに立派な事言ったけど
俺は守ってなんかあげれてない。


守られてるんだ。