明日の幸せ



夕日も沈みあたりは暗くなっていた。



那々を駅まで送った帰り道
公園のベンチにすがるように
倒れている人がいた。


女の子だ。



…大丈夫かな。




気になった俺は彼女のもとに
近づいて声をかけた。



「あの、大丈夫ですか?」




と顔を覗いてみた。




「!こりゃ驚いた…」



目の前にいた女の子は蒼空だった。