明日の幸せ



「…いいの?」


俺は耳元で囁く。


もう十分に赤い那々は
さらに赤くなりながら頷く。




俺は那々の腕を掴むと急ぎ足で
家に向かった。




1人暮らしでよかった。




初めて心からそう思った。