ちょっと位ならいいよな。



そう思って俺は彼女のカッターシャツの
ボタンに手をかけた。




その瞬間、彼女の目がバチっと開いた。



ーーー!!!!!!!





心臓が止まる

とはこういう事だろう。



俺は暫くなにも言えずに
彼女の目を見ていた。




「何 してるの」

「あ、いや、暑いかなって
 思って、その、」


彼女は起きあがると顔を近付かせた。



それはもうキスが出来そうな距離で
さらに理性が揺らぐ。


「…触りたい?」


俺の喉がなる。





そしてこくんっと頷いた。