『秘密』




繋いだ手から


また、


火が灯るみたいに


転がり落ちる




思考回路


切断して


抱きしめて


力強く


引き寄せて




腕が


あたしに絡む、


すべてが


愛しくて


堪らない


この先に進んでも


怖くないわ




好き、だなんて、


簡単に言うのね


嫌われたくない、


なんて言うのね


あたしだけのものになんて、


なれないくせに


落ちてゆく




「一生傍にいる」


なんて、


ねぇ、


どの口が言うの