ー海Sideー 入学式の朝、俺は友達と遊んでいて、なぜか靴を取られて投げられた。 ちょうどその先に、あいつがいた。 「あの子、超かわいい!」 友達の視線の先に、どうしてこんなところに靴があるのかと、頭に?マークをたくさん浮かべているあいつは、確かにかわいかった。 整った顔に大きな瞳。少しくせ毛がかった柔らかそうな栗色の髪。少し童顔だが手足は長く、身長が小さいことを忘れさせるほどだ。