「気になり始めたのは6年生の夏なんだけど、
その頃からあの人急に大人っぽくなって…
それまではガキっぽくて全く興味なかったのに…
どんどん惹かれてったの………
塾に行くようになって頭良くて…
でもそんなに真面目くんじゃなくて
私服とかもちょっとチャラめが似合うし………
ほんとにカッコイイよねぇぇ。
運動できるし、ちょっとやる気無い感じもまた良くて…」





「………そか。」


真琴はそんなに伊織くんのこと好きなんだ。