次の時間は数学だった。

またプリントをやった。


ってか、伊織くん計算はやっっ!!!

 「おっ、お前速ぇな。数学得意??」

と佐野くん。

 「まぁな。」

そっけない伊織くん。

 「おい、ちょっと見せてくれよ。」

と佐野くん。



 「無理。」

 「なんでだよぉ!いーだろ?」

 「自分でやれよ。」




 「しょーがねーなー。」




これが伊織くんじゃなかったら(冷たいヤツだなぁ)って思うかもしれないけど、

あたしは、




 「伊織くんて超クール!!!」



って、ぽゎ――――――としてた。