オレの顔をじっと見詰め返していた夢雨の目からぽろっと大粒の涙が零れた。 ぎゃー。また泣かせた!! ・・・・つか ほんのりと赤く染まった顔で、目ウルウルさせんなっ!! コイツ、ホント分かってねぇ! 天然か!? それとも小悪魔か!? 「だぁぁぁ!!だから泣くなっつってんだろ!その顔マジでやべぇから!!」 「ヒクッ・・・や、やばい・・・!?」 びくっと震えて、不安そうにオレを伺う夢雨。 上目遣いとか、マヂヤメロ!! 「あーもー、知るか!!」