俯き加減の顔は真っ赤で。 弁当を差し出す手は僅かに震えてて――― 昔、オレにばんそうこうを差し出した時と同じ。 ヤベッ・・・カワイスギ・・・ッ! オレが弁当を持ち上げるのと同時にはっとしたように顔を上げた夢雨に キスした。 ・・・ほぼ無意識。 「おい~?」 亜生の非難っぽい声に、我に返った。 ヤッちまったぁぁぁぁ。 これこそヤベェ!!!