余計なコト言うなっ、と羽柴クンが砂原クンの机を蹴る。 これでもかってホド苛められてた・・・・? 浮かぶのはただ一人。 ・・・そんなまさか・・・ 「うそ・・・・だって・・・あの子〝トーマ”クンて・・・・」 「ああ、親の離婚。そんで転校したんだけどね・・・『当麻上総』。それで今は『羽柴上総』。」 笑顔で説明してくれる砂原クンに、一瞬にして凍りついた。 トーマって・・・名字だったの!?