『好きです!!付き合って下さい!』
「ごめんなさい。」
『何で??好きな人居るの?』
「居ないけど…」
『じゃあ何で駄目なの!?』
しつこいなあ…。
「無理だから無理」
今告白されたのは、あたし。
名前は栗崎 來魅。
最近彼氏と別れてからずっと告白されている…。
意味が分からない。
あたしの何処がいいのだろうか?
親友の木下 優妃が前に…
『來魅は笑顔が可愛い!!』
とか言ってた気がする。

-キーンコーンカーンコーン…

そんな事を考えているとチャイムが鳴った!!
ヤバい!!次松田じゃんか!
松田キレなかったら普通なのになあ…(笑)

「あ-ぁ...もう間に合わないじゃん。
いっかサボろっと♪」

一人そのまま屋上へと足を進めていると
同じクラスの永嶋 愁とバッタリ出くわした。
最悪だ…。
知らないふりしよ…
そう思って通り過ぎようとした時
…!
まさかの肩を掴まれた。
今日は最悪な日と思いながら振り向くと
『栗崎だよねえ?同じクラスの永嶋 愁だけど分かる?笑』
「そうだよ。分かるけど何か用?」
『噂通り冷たいなあ♪笑。あ、愁でいいから』
「嫌なら絡まないでもらえるかなあ?笑。あたしは來魅」
『嫌じゃないよ♪俺、來魅の事好きだから♪』
そう言った愁は何処かに行ってしまった。
ちょっと待てよ?あたし今何て言われた…?
永嶋があたしの事好き?
嘘でしょ(笑