そう思っていると、もう朝になってしまった。 はあ…、最悪だ。 「ママ、行ってきま~す…」 私は重い足を引きずりながら学校に向かった。 いつも以上に学校行きたくないよぉ~…。 なんて文句言ってもあっという間に学校に着いた。 「莉那ちゃ~んっ♪」 そう言って私の方に走ってくるのは、あの優くんだ。 …いつ見ても可愛い……。 優くんは私の方に来るといきなり抱きついてきた。 「……!触らないでっ!!」 とっさに私は優くんの腕を振り払う。 また、あのときのことを思い出して、体が震えた…。