それから族の仲間が祝ってくれた。 いつぶりだろうか、誕生日パーティーなんて。 中学になってから全くしてないよ。 みんなからプレゼントをもらったり、でっかいウィデングケーキみたいなのみんなで食べたり、楽しかった。 「紗李那、ちょっといい?」 パーティーの途中、私は旭に呼ばれた。 私はとりあえず旭の後についていき、付いた場所は総長室。 みんなは倉庫のど真ん中でパーティー中。 約200人はいるから1人や2人が抜けてもバレやしない。 「…どうしたの?」 「紗李那、誕生日、おめでとう。」