「………っ!?翔平っ!!」 目の前には鼻が高く、少しタレ目で長いまつ毛、肌も白くて、長身の安西翔平がいた。 「翔平…助けて、ちょっとこのロープほどいてくれない?」 私は翔平に助けを求めた。 翔平は今までいろいろ助けてもらったけど、また助けてもらうことになっちゃった…。 でも今すぐにこのロープをといてほしい。 頭が痛いのに、ロープで縛られててなおさら痛い。 すると翔平は私の近くによって来て手を伸ばした。 …よかった、ほどいてくれる。 でもそう思った私がバカだった。