旭は外方をむいてしまった。 …なにか…怒ったかな…? 「で、あのリリカって女のこともあいつに1番に相談したんだ?」 旭はそのまま他所を見て言った。 「…うん。」 ――ギュッ… 旭はいきなり私に抱きついた。 「…あー、腹立つ。 なんで俺に相談しねぇであいつなんかに相談すんだよ。 …しかも中庭で抱きついてるところ思い出したら余計に腹立つ。」 旭は私の頭に顔を乗せて言った。