「へぇ…こんな地味な奴でも龍毅のこと知ってんだ。」
やばい、つい、知ってるふりしちゃった…。
まあ知ってるんだけどさ…。
落ち着いて、私。
今の私は地味子、祐木莉那よ。
「…い、いや…知りません…。龍毅ってなんですか?」
「…だよな、お前が龍毅知ってたら」
「超うけるじゃ~んっ♪」
すると双子らしき彼らか一緒に話し出した。
やっぱ双子って息ぴったりなわけ?
「い、いいから…リボン返してくださいっ!!」
「だから無理っつってんじゃん。」
そういって屋上の彼は鼻で笑って言った。
…むかつく。
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