地味美少女の過去と秘密





「ってか、その傷、大丈夫か?」



私の足や手には血がたくさん流れていた。



いつ傷がついたかわからないが、頬を触ると頬からも血が少し、流れていた。



「…大丈夫、てか帰ろう。」



「…もうこんな時間だし…家まで送るよ。」



もう9時すぎていた。



「…大丈夫。」



「いや、こんな外暗いのに女の子1人で帰らせられないし♪
とくに紗莉那みたいな子、襲われちゃうじゃん。」



「…お前が一番あぶねぇよっ!!」



こんなチャラいやつと一緒に帰れるか!!



それに…私の家まで送られたら…きっとびっくりするから。