「……な………さ……紗莉那!!」 重たい目を開くとそこには旭…ではなく、翔平がいた。 「…え?翔…平…?」 「紗莉那、お前、大丈夫かっ!?」 目の前には汗をかいている、翔平がいた。 「……あれ…?私……。…あ、倉庫!!…倉庫に……。」 “倉庫に閉じ込められた”。 そう言いたかったけど…翔平には言う必要がないと思った。 もちろん旭にも。 だって…これは私とリリカちゃんの勝負だから。 「…閉じ込められたんだろ?」 「え?」 …なんで、知ってるの?