「なんかあったら連絡して。」 「…ありがと。」 そう言って彼もどこかに消えた。 翔平…ありがとう。 翔平は本当に優しいんだなと改めて思った。 …とりあえず、こんなとこで泣いてたら、きっと周りの目も痛い。 私は屋上…に向かいたいけど、旭といたことを思い出してしまいそうで、嫌になった。 だから…体育館の裏に向かった。