地味美少女の過去と秘密




「……あぁ?」



…男の人は可愛い男の子を撫でながら私を睨んできた。



私は彼の目を無視して周りを見渡した。



2人以外には顔が全く同じ…つまり双子の男の子がいた。



そして…さっきの屋上の彼。



「……ああああっ!!お前ーーーーっ!!」



私は屋上の彼を指差した。
彼は私を見て、『なんだよ?』って顔をしてる。



「リボン返して!!」



…って私、単刀直入すぎ?



「リボン?……ああ、これ?」



そういって彼は私のリボンを指で振り回す。