地味美少女の過去と秘密





「だから違うって。」



「じゃあ携帯見せろよ。」



意味わかんない。
旭、なに考えてんの?



「はあ?なんでみせなきゃいけないの?」



「お前は俺の女だろうが。」



女って…。
そんなのただの“仮”じゃん。



「だから、旭が勝手にそう思ってるだけでしょ!」



私だって…旭が好きだけど…。
いまの旭は好きじゃない、全然わからない。



――ガシッ



すると旭は私の腕をおもいっきり掴んで、人気のないところに連れて行った。



「痛い…っ…離してよ!!」



私は思いっきり、旭の手を振り払った。