私は頑張ってピアスくんに追いつく。 それでも怖くて顔あげられなくて下を向いて歩いた。 男子ってなんで肝試しとか余裕なんだろうね。 男に生まれればよかった~。 そしたら今以上に喧嘩も強かったかな。 …って、こんなときに私何バカみたいなこと考えてんの。 私は下を向くのはやめて前を見て歩くことにした。 「……え?」 私はあることに気付いた。 …ピアスくんが…いない。