こう…えん…? 『ねえ、暇?』 『うっわ、この子、腕細~っ。』 『おとなしくしてろ。』 ……嫌っ…!! 私は耳を塞いだ。 塞いだって何も変わらないことはわかっているけど。 私の体は段々と震え始めた。 「紗莉那……ごめん。」 そう言って旭は私をギュっと抱きしめた。 旭はなんか…嫌じゃない。 それよりもなんか…落ち着く。