「へえ、お前みたいな地味なやつもこんな歌聴くんだ。」 ええ、中身はヤンキー女ですから。 てか地味地味って、みんな差別しすぎでしょ。 差別?区別?…どっちでもいいや。 「てか返してよ。」 「いいじゃん、仲良く一緒に音楽聴こうぜ。」 「はあ?わけわかんない。」 すると彼は私の肩に頭を載せて倒れ込んできた。 「何してんの?」 「黙れ、寝かせろ。」 上から目線すぎでしょ。 てかイヤホンも勝手につけてさ。 「…のいてよ。」 「………。」