「っ…あさ…ひ…?」 「………。」 旭は私を抱きしめたまま何も言わなかった。 旭の胸の中は…どこか心地が良い。 そしてなにより、安心できた。 男に触れられるのは慣れてないのに…どうして旭は許してしまうのだろうか。 そして旭は私が泣きやむまでずっと抱きしめてくれた。 「…泣きやんだか…?」 「…うん…。」 旭はそれだけ聞いて私から離れ、保健室の長椅子に座り込んだ。