そこにいたのはきれいな金髪の髪の毛に整った顔。 学校指定のネクタイをせず、着崩した制服。 そして首元には龍のシルバーのネックレス。 そこに立っていたのは紛れもなく…。 「……っ……旭…っ…」 龍崎旭だ。 少し日が差していて彼の髪の色がとてもきらきら輝いていた。 私はその輝きが…一瞬…ほんの一瞬だけ太陽のように輝いて見えた。 彼はゆっくり私に近づいてきて私を強く…そして優しく抱きしめた。