保健室についた。 ――ガラガラ… 「しつれいしま~す…」 鼻に薬品の匂いがつーんとした。 保健室には誰もいなかった。 まあ、うちの保健室なんて誰もつかわないし、保健室の先生も暇で職員室にいるんだろうな。 「…はあ~…」 …なんで私があんな目に合わなきゃいけないの…? ――ポロッ 私の目から雫が落ちた。 「…わっ…私なんで泣いてんのっ!?」 私の目からはどんどん涙が流れる。