―――――――――――――――――― ――――――――――― 『紗莉那…。』 どこかで誰かの声がした。 その声はどこかで聞き覚えがあって…でも誰だかわからなくて…。 『紗莉那…こっちへおいで…。』 私は聞こえたほうに向かった。 だけど、そっちには向かっちゃいけない気がして…。 『紗莉那…こっちだよ。…もうすぐだからね。 …もうすぐキミを迎えにいくから…。』 すると腕を誰かに掴まれた。 全身に鳥肌が立った。 ――――――――――― ――――――――――――――――――