恋愛のはじめかた

それからはずーっと斉藤君のことを考えてた。こんな気持ちは初めて…

あー考えるだけで胸が苦しいよー。

「おい。和!」

「ふぇ~?」

「お前なんかい呼んでも返事しねーんだもん。熱でもあるんじゃねーの」

そーえば。頭がくらくらするよなーー。っと思った時にはもう遅かった。

「おい。大丈夫かよ!?」

わたしは床に倒れこんでしまった。つぎ目が覚めたときにはいえのベットにいた。

「和あんたなにやってんの!隣のクラスで女子が倒れて見に行ったら和でめっちゃびっくりした~」

と理沙は半泣きで言った。理沙心配かけてほんとごめん。わたしは今の気持ちを全部理沙に話した。

「恋したぐらいで熱出すなんてあんたホンマにあほやなー。そういえば、保健室までお姫様抱っこであんた運んでくれたんは修くんやで」

「えっ」ヤバいめっちゃはずい。なんでよりによってお姫様抱っこなんだよ。