あたしが立ち上がると、

前の男の子がうっすら目を開け、

あたしを見た。




うわ………。

超イケメン……。


あたしの制服を見てから、
自分が降りる駅だと気付いたらしく、彼も立ち上がった。

背ぇ高っっっ!


すると彼は、慣れたように目を閉じながらドアに向かって歩き出した。