『…………っ…』
な、なに………っ!?
見山くんと
手を繋いだこともないから
付き合ってたらあたり前のようなことが
ドキッとしちゃう。
『………………今日……、
一年……なん、だよ』
見山くんが
ぽつりと言った。
−−−知ってた、んだ………。
びっくりして
見山くんの方を
ゆっくりとむく。
『…………なんか、
俺…………
男らしいこと…できなくて、
ごめん。
………今日、頑張ってみたんだけどなんか…
うまくできなくて。』
…そういう見山くんは
顔がちょっとしょぼんとした顔をして
あたしから目をそらす。

