そんなとき…
『スイマセン!
×○▲□……』
…な、なに!?
あたし達の目の前には外国が。
何語かわかんないけど
一生懸命になにかを伝えようとしてて。
『え?
えっとえー…』
I'm…以降全くなにを言ってるかわかんないんですけど。
あたしの
高校の英語の成績、3なんで
ほんとに勘弁して下さいよ…!
『あ、これ…』
あたしが一生懸命聞き取ろうとしてると
見山くんがひょいとなにかを持ち上げました。
『……私は海外からの旅行者です。
道に迷ってしまいました。
ここの電話番号にかけて
場所を説明してください
…だって。』
…なるほど。

