「ハルー!早く帰るぞー」

教室のドアに寄り掛かりながら立っている
タケルが私を呼んでいる。

「はーいっ」

そう言って、私は彼のところに駆け寄った。


タケルわ私に寄り掛かりながら甘えてくる。

「逢いたかった」

タケルの髪の匂いがふんわり香る。

「ったく。」

そういって私は彼の頭を撫でる。

こんな好きになった人はいない。

タケルが最後の人。

タケル以上の人はいない

私は毎日のように幸せな日を送っていた。

いつか離れる日が来ても

忘れることはできない大切な人。

ねぇ、タケル。

私たちいつまで幸せでいれるのかな。