そう思っている時だった。
「海、覚えてる?“菊池 由愛”って言う女の子」
小さな小さな声だったけど、
確かに聞こえた。
由愛の名前が…
「あー。覚えてるよ。幼稚園で一緒だった“由愛ちゃん”だろ?」
「でも、それがどーしたんだよ?」
確かにそうだ…。
何で、その海って奴と
由愛が関係あるのよ?
「由愛が、俺の事を“海”だと思ってる」
えっ?
どーゆう…
「またか…」
「これで丁度、10回目だな…」
えっ?何?
全く話がみえないんだけど…
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