ほら、やっぱり…

小夏が困った顔してる…






「ごめん。何でもな…」





バンッ‼





私の言葉を遮って

小夏は走って部屋から出て行った。






「小夏……?」





どうしたんだろ…?



そう思ったのと同時に






呆れられたのかと思った。






だってさ、

今まで何も言って無くて




空君の事で

初めて言った事が




「振られた」なんて、

いきなり過ぎて





意味わかんないよね…




そりゃ、

小夏だって怒るよね…






そう思うと

また、涙が出て来た。