浮かれてたんだ。






「本当、ごめん…」




「もー何、謝ってんの~(笑)冗談に決まってんじゃ~ん(笑)」






私は空君の言葉を遮って

「冗談」と




バレバレな嘘をついた。






「あ、そうなんだ…なんか勘違いして俺、恥ずかしい~(笑)」






そんな私の嘘に


空君はワザと騙されてくれたのが

痛いほど分かった。





空君…。

恥ずかしいのは



私の方だよ。





「うん。だから、気にしないでね?(笑)」






本当は今にも泣きそうなのに




笑って誤魔化す事しか出来ない


無力な私。