そう言って

空君は私が顔を隠してた手を



ゆっくりと避けて





「だから、お返し(笑)」




笑った。




いつもの空君の笑顔じゃなくて


ちょっと幼い笑顔で。





「お返しとか…おそろいとか…子供みたい…」




本当は凄く

ドキドキしてるけど、



わざと、そんな事を言ってしまった。






「ふはっ‼子供か…(笑)」




えっ?




「逆に俺の事、大人だと思ってたの?」




「大人って…」




「まだ、全然子供だけど?(笑)」