浜辺の運命






「あっ…」




「“久しぶり”」




そう言う彼に

曖昧に「久しぶり」としか言えなかった。





だって、私からしたら

“久しぶり”では無いんだもん…





「はい。どーぞ」



「えっ!?い、良いよ良いよ‼」




空君はそう言う私に


「俺、別に喉乾いてねーから」


と言って半ば無理矢理

ストロベリーティーを渡した。




「あ、ありがとう…ってかお金返すよ‼」




借りたら返らなきゃ‼


そう思ってお財布に手を延ばしたけど




「あっ…」




お財布の中には


2円しか入ってなかった。