ヤバイヤバイヤバイヤバイ‼
駄目だ‼
あんなの完全に嘘だってばれる‼
どうしよう…
バレてたら…
私、すっごい恥ずかしい子じゃない?
ドンッ‼
「わぁ‼ご、ごめんなさい‼」
「由愛?私だよ、小夏」
そんな事を思って走ってたら
知らない内に下宿場に戻ってて
丁度、中に入ろうとしていた
小夏にぶつかった。
「えっ?ってかどーしたの?顔真っ赤だけど」
えっ!?
私、顔真っ赤なの!?
「えっ?顔赤い?気のせいじゃない?(笑)」
「あっ、そう?」
あーぁ。
私、今日で何回嘘ついてんのよ…
彼についた2回の嘘と
小夏についた1回の嘘は
私が思っていた以上に大きかった。