「はぁ…はぁ…はぁ……」 どれぐらい走っただろう… ってか、こんな所、知らないよ… 走り回って無くても 来たばかりで全然知らない この辺りの土地。 闇雲に走ったら 余計、迷って分からなくなる。 「あはっ…今の私と同じだ…」 ちょっと海君に 図星をさされたからって 勝手に部屋を出て来て、 勝手に走り回って… 「由愛っ‼」 そんな私を見つけてくれる 空君に期待してたなんて…