言葉ではカッコいいコトばかり言ってるけど。



心の中では、たくさん結衣に言えない思いを隠してる。



「なあ?桐生」


生徒会室に戻る為、渡り廊下を3人で並んで、歩いていた。


風見には彼女居ないけど、桐生には俺と同じで彼女が居た。


「…付き合ったら…キスとかそれ以上の関係を考えるのは当たり前の感情か?」


「!?あ・・・まぁー。男として当然だな~。普通だ…」


「変なコト…たくさん考えてる?」


「おおっ~茉莉乃には言えないえげつねぇコトたくさん…考えてる…大丈夫…普通だ!安心しろ…箕浦」



桐生の普通は本当に普通か…疑問は残るけど。
悩みは少しだけ、解消した。