樹也は私の姿を見るなり、そう言い放った。


そして、私を胸に抱き締めた。


背中合わせだった私たちが本当のカレカノになった刹那。



私は樹也の肩に顎を乗せて、隙間なく身体を寄り添えた。



真夏の太陽の陽射しと同じくらい、熱い二人の仲。



少し,身体を離し合い二人の間に隙間を作り、見つめ合う。



「付き合って欲しい…」


「樹也…」